Ryoko

ストーンウォールのRyokoのレビュー・感想・評価

ストーンウォール(2015年製作の映画)
4.0
1969年、ゲイ解放運動の先駆けとなった「ストーンウォール事件」を描いた作品。
こんな事件があったことを初めて知った。ついでにローランド・エメリッヒ監督もゲイってことも。
LGBTと貧困の問題について知るきっかけになった。現在でもアメリカ国内のホームレスの4割がLGBTの若者であるという事実もショッキング。
「失うものが無い」からこそ湧き上がる彼らのエネルギー。「どんなに辛くても暴力はダメ」なんて理屈は、彼らから言わせれば平和に暮らしてるから言えることなのだ。社会派映画っぽいけど、主人公の成長物語、そして恋物語的な要素も強いので、見やすいと思う。悲壮感も強くない。
ゲイグループのリーダー的存在のプエルトリコ人(ジャケ左)を演じた俳優さんが気になった。華奢なんだけど、色気、美しさ、儚さがあって、面白い役こなせそうな俳優さんだなと思った。注目したい。
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