コマミー

アンドレとウォーリーB.の冒険のコマミーのレビュー・感想・評価

2.9
【産声を上げた作品】

※映画を観た帰りに、ハードオフに寄ってみたら、[ティニー・トイ・ストーリー]という題名のVHSが売られていました。どうやら今発売されている、ピクサーの短編集を収録したビデオの、[初期作]のみを収録したタイプらしく、興味があり、手に取りました。もちろん、今言った通り、最新版が発売されてますが、[VHSの画質]で観たかったので、一通り観てみる事にしました!……↓


まず、この作品。ピクサーの社員の大半は、当時[ルーカス・フィルム]に勤めており、ピクサーが出来てからは次々にそちらに移っていったのだという。
この作品はというと、実はそのルーカス・フィルム社の作品であるが、監督はこの作品が完成してすぐ、ピクサーに移ったために、この作品がまさに、ピクサー・アニメーションの記念すべき[第一作]の、作品になったのだ。

内容はというと、本当に[簡単]で、なおかつ、すごい[短い]。
[アンドレ]が目を覚ますと、ハチの[ウォーリー・B]がいて、アンドレはウォーリー・Bの気をそらして[逃げよう]とするが、挙げ句[追いかけられる]。ウォーリー・Bは満足したように、ニッコリ笑顔で去ろうとした瞬間に、アンドレに帽子を投げつけられて、逆に追い回されるという…。

猿カニ合戦や、分福茶釜のような、[逆転もの]のストーリーになっている。話は非常に簡潔で、短編にしても短すぎるところがある。

だが、最初はこんな[実験系の作品]から始まり、後にたくさん短編が作られるようになるが、そこからいろいろ[アイディア]を取り入れて、あの[名作アニメーション]が誕生するのかと思うと、[革命的なスタート]だと言えるのではないだろうか…。

まさに、ここから、未来のアニメーションが産声をあげたのでした…。
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