misty

レディ・バードのmistyのレビュー・感想・評価

レディ・バード(2017年製作の映画)
4.8
映画を観て「これはわたしの物語」と思うなんて話ぜったい嘘だと思ってた でもこれは心から『わたしの物語だ』と思った 退屈だと思ってた町、同級生との関係、先生からの一言、そしてお母さん わたしの人生ではないのに、どれもわたしの中にある 母に、故郷に、ただ会いたくなる

この母娘の関係は本当に自分と母を見ているようだった グレタ、わたしのお母さんもこんな人だったよわたしもこんな娘だったよどうして知ってるのと聞きたいくらい うまくいかない、苛々する、でも気にかけてくれるのは愛されてたからだった レディ・バードは愛されてたし、わたしも愛されてたのだ

こんな町なんて、こんな学校なんて、こんな家族なんて でもそこにこだわるのは、色んなことを気にかけて注意を払って見ていたからなんだよね だから町を離れてもいろんなことを思い出せる それこそがわたしを形成してきたものたちだと受け入れて誇ることができる はじめて少女は羽ばたいていく。

シスターとレディ・バードの「町のことが好きなのね」に続くやりとりすごく好き、シスターのシンプルな答えにはっとする これだと思う すばらしくすばらしい台詞
頭を絞って感想まとめてたら泣いたレディ・バード よかったレディ・バード
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