抹茶マラカス

ラブ・アゲインの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
2.7
えー、これ評判いいの…と困惑するのは私の恋愛観がどうもズレてるからなのか。
息子と子守との話とか、いいとこはあった。
真面目な男がチャラ男に出会って自分を変える、結構なことだ。でも人のことを尊重できずにディスっておいて、そっちの価値観に染まって純愛体質に勝手になったならその責任はとらないとダメでしょ。人の家庭ぶち壊してるのよ。そのせいで責められるスティーブ・カレルがあまりに可哀想で。優等生が一度校則破るのと、不良が猫拾うのと同じ構図や。
そして何より最終的に到達する一定の恋愛観や親子観自体は否定されるものではないが、だとしたらジュリアン・ムーアはもっと罰を受けるべきだ。勝手に不義を働いて、別れてた間の行為にはとやかく言う。大体の問題はあんたのせいだぞ。「めぐり逢えたら」の感想でも思ったが、不義の理由がきっちり片付かずに解決した風になってるけど、数年後にまたやるぞ、この女。
いかん、ハリウッドのロマンチックコメディ過激派になりつつあるな…