さくら

ワンダーランド駅でのさくらのレビュー・感想・評価

ワンダーランド駅で(1998年製作の映画)
3.5
楽しそうなのにどこか哀しい響のボサノバのメロディが、曖昧に揺れる主人公の心を表しているようだった。

出会うべき人には中々出会えない。
言い寄ってくる人には裏があるし、良いと思った男性もやっぱり違う。
それをおしゃれに仕上げてる。

DVDで見たけど、チャプターも"music chapter"で、ボサノバの曲ごとに分けてて、チャプターごとの名前もその曲名。めっちゃおしゃれ。
ブルーや赤など、映像も綺麗だし、登場人物たちもヨーロッパ風の見た目でちょっとアメリカっぽくない。

偶に出てくる台詞に共感したり、納得したり、考えさせられたり。

私も偶に本を無造作に開いて言葉を求めることがある。
何となくやった時は答えが出ることもあったり、本当に求めている時は関係ない言葉が出たり。
ちょっと主人公の気持ちがわかる。笑
さくら

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