片腕ファルコン

キャノンフィルムズ爆走風雲録の片腕ファルコンのレビュー・感想・評価

3.5
イスラエル出身のメナヘムとヨーラムの従兄弟の映画会社キャノンフィルムズのドキュメンタリー!!

ロジャー・コーマンの『コーマン帝国』のように偉大さを綴った作品かと思ったら…こっちはちょっと違いました!!!

前半は80年代の黄金期!!
『グローイング・アップ』をアメリカでバイヤー向けの試写会をやった所、途中で席を立つ人が続出し青ざめたが…実はみんな先に権利を買うために退出したというエピソードが震えますね!
その後、ヴァン・ダムが泣きながら出演を頼み込んだと自ら告白したり、イーライ・ロスがどれだけスゴイが興奮しながら話したり、映画ファンなら嬉しい映像目白押し!!

スタローン側が要求してきた額よりさらに上の額で出演させた『オーバー・ザ・トップ』の映像もスクリーンで見れて嬉しい!!あれ凄く好きなんだー!でも、アメリカでヒットしなかったのか。。

そんな感じで後半から崩壊のエピソード。
俺は失敗した事がないと豪語するメナヘムにインタビュアーが『スーパーマン4』のついて聞くと激怒するシーンが印象的。僕は全く知りませんでしたがそれほど黒歴史だったんですね。。

そんなこんなで2人にとんでもない事が起きてドキュメンタリー的にはオイシイのですが…大丈夫なんでしょうか?

そして粋なエンディングに思わずウルっときました!!

『コーマン帝国』より作品としてのクオリティは高いです!!好きです!!!

現在、メナヘム・ゴーラン映画祭が実施中で…ヴァン・ダムが泣いて頼んだという『ブラッドスポーツ』を鑑賞予定です!!!