キャノンフィルムズ爆走風雲録の作品情報・感想・評価

「キャノンフィルムズ爆走風雲録」に投稿された感想・評価

ヴァン・ダムのインタビューがおもろすぎる。あの少ない時間で大オチまでつけるのはべしゃりの才能あるで
イスラエルからハリウッドへ進出し、主に低予算映画を量産し続けたメナヘム・ゴーラン&ヨーラム・グローバスのキャノン・フィルムズ。映画作りにしか興味のないメナヒム、資金集めに手腕を発揮するヨーラム。本人関係者のコメントでその歴史を辿りつつ、映画産業「成り上がり」物語は楽しいが、まるで夫婦みたいな名コンビの関係と会社はやがて破綻してしまう。なので、ドキュメンタリーの肝となるのは袂を分けた2人の再会だ。老いてなお「映画を作れ!」と檄を飛ばすメナヒム、失ったものの大きさを知るヨーラム。正に、映画とお金の関係を象徴する2人だと思う。もちろん、ある世代は誰しもキャノン・フィルム印を通過したはず。これもまた、ニュー・シネマ・パラダイス。
daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

4.0
キャノン・フィルムズを率いて、80年代ハリウッドに大旋風を巻き起こしたイスラエル出身の従兄弟メナヘム・ゴーランとヨーラム・グローバス。映画監督でもあるメナヘムとプロデューサーとして高い資質を持つヨーラムのコンビは、低予算のジャンルムービーを次々に製作し、『デルタ・フォース』『暴走機関車』そして『狼よさらば』シリーズなど、当時のメジャー映画会社を超える制作本数でヒットを量産。1986年には年間46本の作品を製作。巨万の富を稼ぎ、一時代を築いていく。その一方で、ゴダールやカサヴェテス、アルトマンなど商業主義とは一線を画す映画作家たちの映画へも出資するなど、映画の道の全方位へとふたりは突き進んだ。しかし、情熱で始めた映画は、やがて大きな資本の流れにまみれ、ふたりの関係にも亀裂が入っていくこととなる… 。
80年代ハリウッドの映画界を席巻したキャノンフィルムズの会長ゴーランの成功と失敗を描いたドキュメンタリー映画。
ゴーランは、最初低予算のB級映画を量産しヒットさせると、ハリウッドに進出し低予算で映画を複数同時進行で制作しヒットして量産し続け、大規模な映画も複数同時進行で制作して量産しヒットさせハリウッドを一時期席巻した。
だが「オーバー・ザ・トップ」などスターを主演に据えた映画が失敗し、「スーパーマン4」の大コケでキャノンフィルムズが破産寸前にまで追い詰められた。キャノンフィルムズの経営建て直しの中で、ゴーランに亀裂が入り、ゴーランは喧嘩別れした。
映画作りに夢中だったゴーランと子供との確執、金銭問題など、ハリウッドを一時期席巻した辣腕映画プロデューサーの波乱万丈の一代記が楽しめるドキュメンタリー映画。
ドキュメンタリーだけどお話としてよくできてる

映画に人生をかけ過ぎた男の話なので
映画好きは観るといいかも
tosheeee

tosheeeeの感想・評価

3.4
こういう一斉を風靡した業界の裏話はおもしろい。
何となくラストでメナハム・ゴーランが可愛そうになったが人生最後まで映画を愛した人だったんだろうなぁ。
babygrand

babygrandの感想・評価

3.7
タイトルに聞き覚えがありレンタル。

最初、多分一生観ないであろう60,70年代のイスラエル製の映画が流れて、この映画の主役であるメナヘム・ゴーランとヨーラム・グローバスの二人が製作した映画は、おそらく人生で1本も観たことないし…この映画最後まで面白く観れるのか少し不安だった。

しかし彼らが'映画のメッカで映画を撮りたい!'とアメリカへ渡ってから話しは急変する。
チャック・ノリスやチャールズ・ブロンソンそして終いにはジャン・クロード・ヴァンダムまでも登場して、'何だ 全然知っている人じゃん!'となり最後まで興味津々で観れた。


子供の頃、父がよく借りてたVHS映画にこんな製作秘話があったとは、、、自分の中で80年代の映画史の欠けた一つのピースがはまった気がする。
あの時代を彩ったフィルムメーカーの栄枯盛衰物語。

ご本人たちのコメントが、まだまだ映画の情熱が有り余っていると感じさせる。

時代が時代だったので、妻子がイスラエルに帰国するのも無理ないか…と共感してしまった。

ゴーゴーボーイズ!
貴方方のお蔭でたくさんの素敵な作品が生まれたんだとしんみりと思いました。
キャノン・フィルムズ

劇中でイーライ・ロスが語っているが、かつて映画のオープニングでこのロゴを何度見たことか。
当時は何の気なしに見過ごしていたが、往時のB級作品の数々がこのプロダクションによるものだとは意識した事もなかった。

イスラエルでの「グローイング・アップ」、ヴァン・ダム起用の裏側(ヴァン・ダム自ら語るこのシーンは最大の見所!)、チャックノリス、スタローン「オーバー・ザ・トップ」、カサヴェテスやアルトマンの起用、カンヌへの挑戦、「スーパーマン4」…
凄まじいまでの栄枯盛衰。

エンディングは、「ニューシネマパラダイス」とは言わないが、じんわり心が温まる。

映画って本当に良いものですねえ。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
最初のインタビューで「映画に専念する。たとえ叔母を殺しても映画を作るんだ。」と採用し易い言い回しをしてるところに映画を知り尽くしてる感じと製作者への気遣いが感じられてグッときた。
しかし特集やったときもっと見に行きたかったな〜。
娘様が揃ってハリウッドからイスラエルに帰るというのちょっと信じられないけど余程クレイジーな環境だったんだろうな。
hi1oaki

hi1oakiの感想・評価

3.7
“3000万ドルの映画を撮りたい?”と聞かれ、“使いきれないよ、でも30本の映画なら作れる。”と言い放ち、実際メジャーが作るのに10年かかる本数を1年で作っていたキャノン・フィルムズ。
イスラエルからアメリカに渡ってきたゴー・ゴー・ボーイズことメナヘムとヨーラムのブロマンスとも言える中低予算映画制作史。そしてブロマンスに第三者が入り込むと破綻するのもまたよくある話。このドキュメンタリーのラストシーンで泣けちゃうような奴らがオレは大好きだ!
ちなみに長らく「スパイダーマン」が映画化されなかったのは、メナハムが映画化権を保有していたから。
ヴァン・ダムの売り込みエピソードとか最高。それを楽しそうに語るヴァン・ダムもまた最高。
イーライ・ロスは“キャノン社の映画はゴミじゃない! だってタランティーノが自宅にオリジナルフィルムを持ってるんだぜ!”となんの弁護にもならない事をキラキラした目で話す。
ちなみに自分がスタローン主演作で一番好きなのはキャノン・フィルムズ制作の「コブラ」です!
>|