「breakfirst」「lunch」「dinner」の食に関わる3つのショートストーリーからなるオムニバス作品。ただし観ても食欲はわきません。とっても短いのでサクッとみれて、3作とも一応ちゃんとオチがあって面白い。人形と人間を足したような独特なキャラクターと、クレイアニメやストップモーションアニメを組み合わせた映像が、不気味なんだけど目を離せなくなる魅力があります。
個人的には二番目の「lunch」がオチもわかりやすくて好きでした。皿や椅子を小気味よい音でスパッとナイフで切って食べてしまうのは、YouTubeでみた文具や日用品で料理を再現するストップモーション動画やASMRを彷彿させられ、今の流行の原点をみているような気分になりました。この監督のダークな世界観が癖になってきたので、他の作品も観てみたいと思います。
