ヤン・シュヴァンクマイエル監督『フード』(1993)
人間が食べないものを人間が食べていくー"私の方が"食べられるという消費競争へと展開していくー
食べる=消費する、という行為が"モノ"にも適用…
このレビューはネタバレを含みます
朝食、ルールの多い、分かりずらい飲食店、客だけで店を回転されられるので非常に効率が良いですね、耳の穴をチュポチュポするのがシュヴァンクマイエルらしい、
昼食、先ず何故あの二人が相席なのか?単純に面…
オテサーネクでも食べ物は流動食的なスープばかりで美味しくなさそうに描写されていた。チェコの食文化なのかなと思ったけれど、監督自身が食嫌いらしい
利他的に食事を得る朝食
強者が食を得る昼食
自己犠牲…
保存/輸送技術によって多様化した食事のあり方をブレックファースト、ランチ、ディナーという様式として違ったレイヤーから捉えて描く大傑作。皮肉も感じるけれど、それがうまい、とかいうよりも、単純に世界がす…
>>続きを読む食事をテーマに3部構成で描いた短編。
食べてりゃとにかく生きられる。生きてりゃなんとかなる。辛い事があるとそんな事を考える自分だが、そのポジティブ思考を破壊するシュヴァンクマイエル。幼少期に食べ物…