このレビューはネタバレを含みます
監禁から逃げ出すまでの一連が非常にキリキリする怖さがある。
はじまり方はスリリングで監禁サスペンス映画が始まるのかと思ったけど、監禁から帰ってきた母親とその息子がトラウマの呪縛から自分を解放するまでのかなり真剣な社会テーマの作品。
ハートフルなジャケだけど監禁から始まるし内容はかなりシリアスだしでバランスが中々不思議でおもしろかった。
子供にとっては幼すぎて何があったか分かってないから、外の世界の情報量多すぎ!母さんだけいれば十分であの部屋に戻りたいって気持ちになる、っていう心情は非常に面白かった。言い方悪いけど。
だからこそ可哀想というか。意外で面白いし、真理だなって感じる。お母さんも辛そうですごいぐ〜ってなる。
周囲の考えと少年の考え、母親の考えがどれだけ同情しても当事者かどうかの違いが現れちゃうもんなのな。