ぶちょおファンク

ルームのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

ルーム(2015年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★3 中盤★2 終盤★3.5

『ワンダー 君は太陽』を観たときに
レビューで本作の子役というのを
多く書かれていて気にはなっていたけど、
プライム見放題終了間近ということでチェック。

始まってから、ここは近未来?刑務所?
状況の説明は一切ないので推測するしかなく、
30分後にようやく“へや”の意味を知る。。。
こういう展開と演出は結構好き。

誘拐監禁という異常な状況下において、
我が子ジャックは彼女の希望の光であり、
絶対に守りたい存在。
しかし抑圧から解放され、
“自由”な身になってからの彼女のジャックへのキツい言動、
もちろん心中は察しますが悲しいよね…
“へや”ではあんなに優しかったのに、
自由が彼女を変えてしまう。。。

終盤での本当の“世界”の無限の可能性、
“ルーム”という歪で小さい宇宙とはサヨナラを告げ、
“ホーム”に帰るというのはなかなか良かった。

実話(オーストリアの実娘監禁事件)に
ヒントを得て作られたのでなんとも言えませんが、
仮病での脱出はダメだったのに、
死を装ったあまりにも稚拙な計画で
コトが上手く運んだのが大きなマイナス点で、
主眼はそこではないにしても、
地獄からの脱出方法は大変に気になっていたので、
これが脚色部分ならイマイチすぎる。

劇中では通電していなくてもドアは開かない設定でしたが、
どうせなら失業で電気代が払えず止められ、
ドアの電子ロックが解錠…でいいように想うけど…?

2019年24本目