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ボブという名の猫 幸せのハイタッチのぉゅのレビュー・感想・評価

3.8
2022年 鑑賞 22-57-05
NHK BSプレミアム にて
ジェームズ・ボーエンさんのノンフィクションの著書「ボブという名のストリート・キャット」を原作に、「シックス・デイ」「氷の上のふたり」等のロジャー・スポティスウッド監督による、ミュージシャンを夢見ていたものの社会からのドロップアウトを繰り返していた若者ジェームズ(ルーク・トレッダウェイさん)が、「ボブ」と名付けられた野良猫との出会いをきっかけに、家族・友人との関係を通して新たな生き方を探し出していく姿を描いた伝記ドラマ作品。実在の猫「ボブ」が、映画版でもほとんどの出演シーンを任せられているほか、ジェームズ本人もカメオ出演している。

ー 放浪者と放浪猫の幸せのハイタッチ ー
2日ずれたが猫の日記念第3弾。薬物依存更生中と言いつつも、薬物を欲しがってしまう、放浪ストリートミュージシャンのジェームズ。あることをきっかけに、ソーシャルワーカーで、ジェームズの薬物更生担当のヴァル(ジョアンヌ・フロガットさん)に、路上から助け出される。

風呂場のジェームズ。部屋から物音!まさかいない?薬物中毒から来る幻覚ってやつ?いや、キッチンに迷い猫が盗み食いを。ジェームズと同類?優しくされたら居座ってしまう?

ボブと名付けられた猫は、ジェームズとジェームズの周りの人たちを巻き込み、ヴァルやベティ(ルタ・ゲドミンタスさん)と触れ合うことでジェームズの運気をいい方向へ流していく...
言葉がわかる?ジェームズに付いて回る?ジェームズの路上ライブで、ジェームズの足元にずっといる?、ジェームズの肩に乗って移動し、ジェームズを見守っている?

が、麻薬中毒生活困窮の友人が、麻薬中毒をきっかけに亡くなる。それを機に、ジェームズに徐々に沈み始め... ジェームズの両親、路上ライブ、ベティ... ジェームズの周りから人々が去って行き... ついにはボブが逃走し... あの友人に生活に使えと渡したお金がトリガー?って思うよね...

しかし、ジェームズの誘惑に負けないという決断が、ボブという奇跡が帰って来ることに繋がる。禁●●●を描いたシーンが、今までに感じたことのないタイプの恐怖で、めっちゃ怖かった。実際は、あんなもんじゃないんどろうなとさえ感じた。だからか、その後の多幸感が強く感じた。ジェームズとボブの新たな旅立ちを応援したい、微力ながら彼らの背中を押したいと思わせる展開(サイン会のあの人はもしかして?)!EDロール前の歌も良かった!もちろんEDロールの歌も。

3作品観て、今まで知らなかった事実も、愛くるしい姿もめっちゃ観た。鶏や猫の鳴き声が猫に纏わるものや、人が喋るように聞こえるようになったが、私はやっぱりうちの暴れ犬が好き(犬派はうちの子が、猫派は猫みんなが好きなのはわかった)。かな?でも、猫は見る派だね!

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