独り言

マダム・フローレンス! 夢見るふたりの独り言のネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

日本版ポスターでBBTのハワードウォロウィッツがちっさくされたことで知った作品。

中身は落語の寝床みたいな、夫の優しい嘘に包まれた音痴の有閑マダムが煽てられて大舞台を踏むという話。

マダムが歳いってるけど少女の様。朝丘雪路。
無名のピアニストが来てケミカルが起きてのサクセス話なのかとおもいきや。

メリル・ストリープのマダムが純真すぎて、音痴を笑うどころかしんみりしてしまい、カーネギーホールでのシーンは正直辛すぎたし、マダムが事実を知るシーンでは、そのまま知らない方が良かったのでは…と思ってたら、まさかまさかの実話とは。(エンドロールまで全く知らなかった)
あの舞台は本当にあれでマダムにとって良かったのか?というモヤついた余韻が吹っ飛び、いきなりハッピーな気持ちになった。

実在するとおもうと、かなりロックな人だなぁマダム!
心意気だけで音楽と添い遂げた最高な人物…。多分本当に笑えるからじゃなく、彼女の歌でパワーをもらい元気になった人はいたと思う。
普通は実話ベースの感動作って評価落ちるんだけどこれは逆に評価が上がった。

この物語で旦那の愛人だけは色々な意味で当て馬すぎて可哀想だった。(M:Iのイルサ)
旦那がヒューグラントの時点で妻命なの見え切ってたしなぁ。
あとハワードは…ハワードがなりきってる様にしか見えなかったな、ドラマで当たり役を長期やるって本当諸刃の剣。
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