あまり期待せず見に行ったら、驚きました。
おじいちゃん、おばあちゃんなっても見返したくなるであろう素晴らしい映画です。
すんごく心に沁みました。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンのナチュラル演技にやられます。
結婚して、ブルックリンの街を一望できる家に住んで40年。
別の家に引越しを考え始め、家を売りに出そうとする熟年夫婦のふたり。
そんなふたりが、この映画の主人公。
とにかく熟年夫婦を演じるモーガンフリーマンと、ダイアンキートンが素晴らしい。
意外にも2人、初共演なんだとか。
鑑賞中、こんな熟年夫婦になりたい!と何度憧れたことか…。
2人の掛け合いは、本当に熟年夫婦そのもの。今でもラブラブ。でもケンカもする。
変にメロドラマにならず、見ていて微笑ましいです。
合間合間に回想シーンが入るんですが、まうすごく良いです。キュンとするところもあれば、ホロリと来るところもあって…。
2人が結婚した当時は、黒人の人との結婚はまだ偏見の目で見られる時代。
そこから40年連れ添ってきた2人。
なんか、良いなぁ。
若い頃の2人を演じた俳優さんたちもあんまり見たことない2人だったけど、すごく良かった。
また、家の売買に翻弄される2人のコメディドラマとしても十分見ごたえがあります。
そんな夫婦のやりとりも描きながら、さらっと人種差別やテロなども盛り込んでいるのも見事でした。
あと、犬のドロシーも名演です!
雌犬役ですが、本当は雄なんだとか笑
さらに、エンドロールで流れるヴァンモリソンの「Have I Told You Lately」が最高すぎです。日本語字幕を横に出してくれてありがとうございます。すごく沁みました。
調べてみたら、グラミー賞受賞の名曲だとか。
早速エンドレスリピート。
あぁ、沁みる。
恋人や家族、大切な人をすごく思い出す、ほんとうにおだやかな映画でした。
自分なんてまだまだ若造ですが、
今後の人生の節目で、見返したくなりそう。
あー、なんかブルックリンに住みたくなってしまった…。