ある日、謎の山に巨大な隕石が落下する。異常な放射能を検知したスティーブ博士(ジョン・エイガー)は、助手のダン(ロバート・フラー)と共に調査に出かける。山に出来た洞穴に入っていったふたりは、ゴルと名乗る脳の形をしたエイリアンに遭遇し、スティーブは脳を支配されてしまう。博士の異常な行動に気付き、調査を始めた婚約者のサリー(ジョイス・メドーズ)と彼女の父ジョン(トーマス・ブラウン・ヘンリー)は、やがて犯罪者ゴルを追って惑星アロウズからやって来たボルと遭遇する。


ゴルとボルはなかなか対決しない。スティーブの婚約者サリーが良い活躍をしていた。キスで疑いキスで締める良い終わりかただった。

• #2018観賞ワン
• #モノクロ
• #地球外生命体

Youtubeの映画チャンネル、Cult Cinema Classicsで鑑賞可能な人間の体を乗っ取り地球を侵略しようとするエイリアンを描いた、傑作「ヒドゥン」の元ネタとも言われるSF。序盤にはテレビドラマ「ララミー牧場」で一世を風靡し来日時には10万人のファンが殺到したらしい（！）ロバート・フラーの姿も。

エイリアンはジャケにも小さく描かれてますが脳みそに目玉が2つ付いたビジュアルで、ある研究者の男の体を乗っ取るわけですが、婚約者の女には豪快にむしゃぶりつくわ覚醒する時は見方によっては少女漫画みたいなキラキラ目になるのが笑えます（残念ながらジャケットみたいに目から光線は発しませんが）。

途中からはやはり「ヒドゥン」の如く善玉のエイリアンも登場し、婚約者とその父親に忠告やアドバイスを授け（＆彼らの犬に一時的に乗り移る）、飛行機を爆破、原爆並の爆発を引き起こす悪玉のエイリアンに直接戦うわけではないものの女性である婚約者が立ち向かう終盤は時代を考えればユニークで、乗っ取られた男もただ操られるだけでなく婚約者のメモを頼りに戦う点も〇。

あれだけ騒ぎ起こしておきながらハッピーエンドで締める強引さには時代を感じますが、1時間程度でさらっと楽しめるちょっと斬新な作品です。

宇宙人のデザインがいい！

この時代の映画の音楽っていいよね

目が怖い