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愛しき人生のつくりかたのmakiのレビュー・感想・評価

愛しき人生のつくりかた(2015年製作の映画)
3.0
夫が亡くなり、しぶしぶ老人ホームに入ることになったマドレーヌ。その息子ミシェルは、定年退職を迎えて覇気がなく、妻ナタリーにも愛想を尽かされかけていた。そんな中、マドレーヌが行方不明になり、孫のロマンが探しに向かう。親子3世代、それぞれが抱える思いや問題が明らかになってゆく。

どの家庭にも起こりうる3世代のさまざまな問題と、それを乗り越えていく様子を描いたヒューマンドラマ。家族の死や熟年離婚を扱うが、まったく暗さはなく、どちらかといえばコメディ寄り。大げさな描写や劇的な展開もなく、その平凡さがこの映画の魅力だとは思うが、それ故にさほど感動もなく印象にも残らない。個人的にはいまひとつ見所のない映画だった。
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