世界よ、彼は選ばれてそこに立つことを、忘れるな…
ヒトラーが現代に蘇る！奇想天外ブラックコメディ！ピリ辛の風刺が効きながら、しっかりコメディしてる。そして、オチが大変恐ろしく感じました。
◎ストーリー
原因は分からないが、2014年のドイツに舞い戻ったヒトラー。今やヨーロッパの一国におさまったドイツの窮状を知れば知るほど、呆れ、改革を施そうと企むヒトラー。そんな彼はモノマネ師として、メディアへの露出機会を増やしていき、SNSなどを駆使して、ネオナチを組織していく…
まぁよくこんな映画を作ろうとしたなぁ( ^ω^ )向こうではかなりタブーな気がするけど、ヒトラーをいい笑いのタネにしながら、彼のカリスマ性や扇動力というものを余すことなく描いています。
基本的にはドキュメンタリー風の撮り方であったり、映像なんかもかなりチープです。爆笑という類の笑いでもなく、ストーリー進行も緩やか。
しかしその緩やかさこそがキモであって、どんどん膨らむ不穏感とそれをあまり感じさせない見せ方が良い。気付いた時にはラストシーンで、まんまとしてやられました( ^ω^ )
後味も良くないし、縁起でもない映画ですが、ヒトラーの魅力といっては何ですが、彼が人を引きつけた理由を知るという意味で一見の価値はあります。主演の俳優さんもヒトラーっぽくて尚良し( ^ω^ )
