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骸 -MUKURO-の消費者のレビュー・感想・評価

骸 -MUKURO-(2015年製作の映画)
2.6
・ジャンル
ゴア/オムニバス

・あらすじ
「JUST LIKE A MOTHER」
娘、ユリコが専門学校を卒業し育児から解放された母、ナオミ
自由を謳歌するべくナオミが旅に出てしばらく経ったある日、ユリコの元に一本の電話が掛かってくる
それはナオミが事故に遭ったという一報だった
電話の主、高橋の元にユリコが訪ねるとそこには狭い一室に監禁され、獣の様に肉を貪る変わり果てたナオミの姿が…
そしてユリコもまた母の様に高橋達に代わる代わる犯され…

「SWEET HOME INFERNO」
反抗期の女子高生、ノゾミはある日を境にカルトにハマった両親によって食事を絶たれ“お清め”という名目で水しか与えられなくなってしまう
彼女の空腹に勘付いた友人、モモコに食べ物をもらい一度は満たされるがそれに気付いた母の手で全て吐かされる
更に両親、妹、そして父母の心酔する“先生”と呼ばれる男の手で悪魔祓いという名目で拘束された状態で暴力を加えられ始め、ノゾミは死を覚悟するのだが…

・感想
実際は3話あるというオムニバス作品だけど配信では2話のみが収録されているのでそれらだけを鑑賞

2話ともなかなかに激しいゴア描写が見られるものの、それに至る背景がほぼ明かされない上にゴア描写自体がかなりチープで身体破壊が簡単に成されてしまうのでいまいち迫力が無い
その為、実際の尺はかなり短いのに長く感じた
演技はさほど悪くないし1話目「JUST LIKE A MOTHER」での拘束された母による自らの手を砕いて手錠を外す描写なんかは痛々しくて良かったものの他が微妙過ぎる
一番気になったのが出血量の少なさ
ゴアを張り切るんだったらそこはもうちょっと激しくして欲しい所

唯一良かったのは音楽
「JUST LIKE A MOTHER」はヘヴィロック調
「SWEET HOME INFERNO」はドリームポップ/シューゲイズ調
どちらも割と好きなジャンルなのでそこは楽しめた
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