井中カエルand物語るカメ

パーティで女の子に話しかけるにはの井中カエルand物語るカメのレビュー・感想・評価

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「映画なんて人によって評価が変わるよね」という言葉は確かに正解だけれど、そんなことを語り始めるとこの手のレビューサイトの意味は全くなくなってしまう


そんな前置きを書いた上で語ります
「本作は人によって評価が変わります」

私は本作に全く共感できないし、理解できないし(いや、わかることもあるけれど……)また観たいとは全く思わない
だが、本作を大好きという人がいるのもよくわかるという不思議な作品だ

主演のエルファニングが出演する2017年に公開した作品は全て鑑賞したのだが、ここ最近はカルトな……もとい、アート的な作品に多く出演している印象がある
本作はネオンデーモンと同じなのだ
共感することを拒む演出、意味のわからない登場人物、説明できない現象の数々……
(ちなみにネオンデーモンは高く評価しているが、多分相性が良かっただけで苦手に思う人がいるのもわかる作品でした)
そもそも酔ってもいないのにゲロをかけるヒロインのどこに魅力があるのか?


でも本作がやりたかったこともわからないでもなくて、童貞の高校生男子から見たら女の子なんて宇宙人みたいなものだし、それこそ恋愛なんて単細胞生物が生まれ変わるようなほど人生が変わるもので……という考察は色々できるだろう
そこまでひきこまれなかったというのが本音

でも本作に高い評価を下す人もいるだろうし、好きな人は好きな作品だと思う