sensatism

パーティで女の子に話しかけるにはのsensatismのレビュー・感想・評価

1.5
2020/97
私は作品を観る時「理解したい」「何かを読み取りたい」って気持ち強めなんだけれども、この映画が発信しているもの(があるとすれば)を1ミリも受け取ることができませんでした。
終始頭にハテナを浮かべていた。
主演の少年はこの映画の台本読んだ時、
「信じられないほどバカげていると同時に、なんて美しい話なんだと思った」
と語ったらしいけど私は7〜8割の具合でバカげてると感じてしまったヨ。

ザンに子供ができる

地球を退去
子供を産む、食人習慣に歯止めをかける

15年後
エンはザンと同じ名前の若者と出会う
ザンが無事子供を産んだと同時に食人習慣に終わりを迎えたことを知る

この一連の流れってもしかしてパンクなのかな……??
ザンは種族がもつ既成概念をぶち壊して新しい世界に導いたっていう点はパンクに共通するのかな??

カルトっぽい美的感覚やらパンクミュージックやら食人エイリアンやら水と油みたいなカオス要素が入り混じっているのに作品として成立してる(してるのか?)点が良かったのかもしれない。多分。

良かった台詞。
少年のお友だちが今度デートをするからとアドバイスを求めた時のヴィクのアンサー。
「知っていることを忘れろ
自分を彼女の前では世間知らずのクズだと思え
信用されるぞ」
正確に的を射ている。覚えておこう。
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