このレビューはネタバレを含みます
『検察側の罪人』で木村拓哉が気になったので。
これこそ、私が観たかったチャンバラ映画だ!と思えるくらい、とても楽しかった。
キレッキレのアクションシーンの連続に目を奪われっぱなしだった。
斬って、斬られて、また斬る。
最高の時代劇ではないか!!
何よりそこにいくまでの万次と凛のやり取りのひとつひとつがとても好きだった。
木村拓哉と杉咲花はプラスな意味で、とても生々しい演技をするな〜と思ったのが第一印象。
特に、万次の異質な気配は、木村拓哉の生々しい演技によって良い塩梅になっている。
だからこそとても近しく感じたし、一瞬で好きになった。
硬派な時代劇も好きだが、こういう少しぶっ飛んでいる時代劇も良い!
ラストシーンで、泣き叫ぶ凛に少しイラついたような口調で「そこは兄様だろ……」と言って目覚める万次。
そこで入るエンドロール。
こんなに完璧なラストシーンはなかなか観られない。