雑踏が映し出されても、血気盛んな若者が映し出されても静かなんですよね。
なんとなくでしか捉えられない憂鬱さがずっと流れてて。
期間限定の若い時間。
いや、いつ何時も期間限定の、一回性の時間を生きるわけなのだけど。
セリフにしか出てこないけどその区切りは「兵役」。
若い人の閉塞感、イライラは間違いなく刺激されるのだろうなと。
良いやつとか悪いやつとかじゃなく、仲直りするしかないんだ。
そう、ぐれた友達同士が共同体そのもので、存在を承認しあっている。
ハッとします。
主人公の葛藤、ままならなさ、吹っ切れる様子が映し出され静かに胸を締め付けられ。
*どこまでリアルなのか知ることはできないけど、
作品に触れて「こういう土地なのだなあ」「こういう時代だったのだなあ」「こういう社会だったのだなあ」が先立ってしまうあたり、
自分の目をもっと成熟させたいなって思います。
そんで知識ですよね、台湾南部…