どうせ地球侵略系の映画ちゃいますのん…とあまり興味もなく敬遠してたのだけど試しに観てみるととても良い意味で予想を裏切られた。言語そのものにときめきを覚える人には薦めたい映画。シナリオにもうまいこと騙されてしまって、彼らの言語もそうだけど全てが円環を描いているのだな。
「殻」の中で人間とヘプタポッドが会話するときの白く照らされる光すごく綺麗だったのと文字が現れる動きとても美しい。いやでもしかしあれは文字なんか…文字に見えるのか…そうか…という、理解が及ばなさすぎて解読の瞬間も何一つピンとこなかったのにちょっとしゅんとしてしまった。
彼らの言語には時制がないってことに、だから何？と思ってたけど時制に影響を受けないということはすなわちそういうことなのか…しかしそれってそもそもどう解読するんだろうか、わたしらの言語はどこの国行っても時系列がちゃんと組み込まれてるものしかないように思える。どうやって飛び越えるのだろう。だけど飛び越えたらあの結末が待ってるということは悲しくもあるなあ。
