ほー、これは面白いですね。
今まで異星人が侵略してくるSFといえばもう血と爆発とUSA!な展開ばかりでいかにしてオーバーテクノロジーに対抗するか、人類の英知と勇気が試される！みたいなものが多かったと思うんですがこれはとことん文化的なアプローチで攻めてます。
そもそもが侵略を目的としているのかどうかすらも怪しい異星人"ヘプタボット"。
何故12個所に？何故何もしない？何が目的でやってきた？
何もかもがわからない彼らに対してなんとかしてコミュニケーションを取ろうと科学と言語という観点で只管コミュニケーションを図っていっています。
血と暴力の異種族間コミュニケーションばかり見てきた自分にとってはここまで文化的な交流を続けられるのが驚きでもあり、だからこそ物語が進めば進むほど「何が目的なんだ？」と疑問が尽きませんでした。
だって全長450mもの巨大なばかうけみたいな宇宙船で来て、それが12隻ですよ？
質量攻撃だけで各国の首都は昨日停止しそうなものなのにただそこに漂うだけ。
何がしたいんだ？って知りたくなるじゃないですか。
この作品、最後まで観ればその答えはあります。
でも更に、その先まで観てみたくなるんですよ。
