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アントマン&ワスプのkinchanのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
5.0
2017年2月からシネマスクエアで連載の『山田裕貴のこんな映画どないー?』というコーナー第11回で『キャプテン・マーベル』が紹介されていた時
「これから『アベンジャーズ』シリーズを観ようと思っている方へ。本当は、全部!全部観てほしいんですが、…」と書かれていた山田氏の言葉に背中を押され、こうなったら時系列順で全作観ようと思い観た作品。

エンドゲームへ向かって行くための幾つかのステップがこの作品の中で描かれている。
誰の中にも大切な存在はあり、それを救うためだったり、守るための戦いであれば、何かを壊すことは許されるのか。どんな大義の影にもそんな葛藤が存在している事を考えさせられる。

鑑賞しながら、大義が成立しないジレンマに苦しめられている社会を思っていた。そもそも個人の幸せと大義がリンクするわけなどないとしたら、ヒーローって何なのだろう。ヒーローだってひとりの人間だとして描かれる本シリーズがエンドゲームに向かって何らかの答えを導き出そうとしているのを感じた。
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