音楽のために家族を捨てた祖父の祖父、その人のせいで音楽を禁止して靴作りを生業にする一家に生まれた、音楽を愛するミゲル。一年に一度、死者が戻ってくる日のコンクールに出たいのに、祖母に見つかって大事なギターを壊されてしまう。。
諦めきれないミゲルはギターを盗もうとした咎で死者の国に迷い込み、生者の国へ帰るための許しを得ようと奔走する。
生者の国も死者の国も、それらをつなぐ橋も、全ての景色がとてもカラフルで綺麗！魂を導く者たちの造形も、個性的で素敵です。
いつかは誰もが亡くなるけれど、その先も思い出は生き続ける、だからこそ今を大事にしなきゃって、そんなメッセージを物凄くポジティブに伝えてくれる、優しい物語でした。
夢を見ることが素晴らしい！じゃなくて、許すことに焦点を当ててて、うっかりボロ泣きでした。
そうそう許せないことだって生きてる中で起こるけど、そのせいで素敵な思い出まで黒く塗りつぶす必要なんてないし、いつか許して笑い話にできるって、信じてもいいのかも。
