このレビューはネタバレを含みます
ある村の娘が行方不明になり、その子を探してほしいと頼まれる上田。そこには怪しい教団と教祖である「筺神様」と呼ばれる女との関わりがあった。
その女はあるとき島にふらっと現れ巨大な岩を断崖へと持ち上げるという奇跡を起こす。それだけでなく、大掛かりなマジックを利用して箱の中から突然消える、現れるという奇跡を起こし島民の信仰心を獲得する。
ひょんなことから巻き込まれる山田と上田だが、今回もまた次々と山田がトリックを暴いていく。巨大な岩が持ち上がったのは、滑車の原理を使ったトリックで、岩にロープを縛り、断崖の反対側に岩よりも重いものを落とし、持ち上げるというトリックであった。
まぁ、だいぶ無理があると思う。
そして、行方不明になっていた娘は、筺神が捨てた実子であった。筺神は、自らの不遇から娘を村に捨て去り、教祖として名を馳せたため誘拐する形で取り戻したのだった。
これも、時間軸を考えるとだいぶ無理な設定だろう。
まぁその後もマジックをいくつか活用し奇術対決をする山田と筺神。その全てで山田は勝利し、物語は終演を迎える。
概ね半分のところで、ネタが尽きた感がある。