すごく面白いSF!
子供は遺伝子操作で作られ、遺伝子の優劣で選択肢が決められる世界。「不適正者」のヴィンセントは、子供の頃からの夢である宇宙飛行士になるべく、あらゆる手段を使って別人のエリートになりすます。宇宙まであと一歩というところで職場で殺人事件が起こり、捜査の手がビンセントの正体に迫る...というストーリー。
遺伝子で全てが判断される社会の怖さと、それに挑む主人公ビンセント(イーサン・ホーク)の執念の対比がうまく描かれています。
ディストピア的世界観もハラハラするストーリーも好き。
ジェローム(ジュード・ロウ)の生き方がカッコいいし、切ない。