このレビューはネタバレを含みます
最初の強盗事件。犯人側の主従関係と、警察側(政府側?)の指揮系統をひたすらに見せようとする。指示する者と実行する者の存在。頭に対して、腕やら足やら体やら。これがメインとなるGSコードの縮図であるのだろう。
さらにはその二者間の交渉か。決裂アボンとなるわけだが。力を持つ者が勝つわけだ。暴力という力、機転(頭脳)といった力・・・
そして嘘発見器? センサーによると嘘はついてないどうのこうのと。如何に機械に頼り切っているのかというところか。これが機械と人間との関係・・・??
そんな中でひたすらにかっこよくアクションを観せようとする。逃走及び追跡中に無駄なアクロバットを披露する。よ~わからん。
このアクションの位置づけをもうちょっと練れば良かったのに。「デモリションマン」はその点うまかったよね。
おそらくそれぞれの力というものを、支配する側とされる側ってなところにつなげたいのであろう。GSコードによるマインドコントロール。男と女(DV?)、痛みがどうとかとも言っていたな。
皆が全てを支配され、決められた道を歩めば争いも起こらないだろう。格差も今よりも軽減される。しかしそれが人間として生きることなのかどうなのか。自由意志とは何なのか・・・ってなところなのか・・・ マクロな視点とミクロな視点とでそれぞれ違って見えてくるわけで。戦争が起きないからといって、個人の充実度や幸福度は果たして上がるのかどうなのか。
・・・。