字幕版を鑑賞。
過去3作の"モンスター・バース"映画が、怪獣が出現して闘う必然性やそれに関わる人間達のドラマを一応は描こうと努力してきたのに対して、今作はそこは端から放棄している印象。
この雑さには造り手の、「『ゴジラvsコング』なんて祭り映画でそこしっかり語っても、どうせ客は喜ばないしむしろかったるいだけ。だったらその辺は適当に済ませちゃおう」という開き直りが感じられて、いっそ清々しい。
何なら、もっと削りまくって80分くらいの見せ場数珠繋ぎのアトラクション映画に特化してくれれば、満足度アップした筈。
レジェンダリー映画ならではのパシリム感溢れる(プラズマキャノン!)アレの造形は最高だったので、個人的には、アレが大暴れするシーンをもっと観たかった。