シネラー

キングスマン:ゴールデン・サークルのシネラーのレビュー・感想・評価

3.5
前作を観て、
そのままの流れで本作も鑑賞。
相変わらず破天荒な設定に
アクションも良い続編だった。

物語はキングスマンが壊滅させられ、
同じスパイ組織であるアメリカの
"ステイツマン"と共に
事件へ対処していくエグジー達が
描かれている。
新たな組織であるステイツマンに
片腕がサイボーグの敵や
サイボーグの番犬など、
エンタメ性が増していていると思った。
前作のサミュエル・L・ジャクソン
の悪役も良かったが、
本作のジュリアン・ムーアも
良い具合に狂った悪役で良かった。
そして、カントリーロードの場面は
悲しくも格好良い
一番好きな場面だった。

しかし、中盤の雪山場面の
中だるみは個人的に否めなかった。
アクションは凄いが、
物語の進展として
間延びしていると感じられた。
又、エグジーの恋愛描写に関しては、
前作でギャグ的に描かれていただけに
掘り下げるものでもないと思った。

前作が好きな人は、
本作も充分に楽しめる
続編ではあると思う。
前作の方が一本の映画として
好きではあるが...
今年にはシリーズの前日譚や
更なる続編の製作も言われているが、
正直言って本作で終わっても
問題のない結末だと感じられた。
それ位にエグジーとハリーの物語を
描いていると思った。
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