もう誰にも"弱虫"だなんて言わせない!
全編一人称視点のハードすぎるアクション映画。酔いそうで恐れていましたが、意外とそんなことない。というよりぶっ飛びすぎた設定でそれどころではないのが本音。B級映画丸出しなのに作り手の本気が伝わってくる96分間。これはバカにできない。
主人公の名はヘンリー、しかし顔は一切映らない。つまり主人公と観客を同化させようとする作り。言葉も話さないという都合の良すぎる設定も感情移入しやすくしている点で素晴らしい。たまに見せる可愛らしいところもあって好きになってしまいます。
本当にご都合主義の塊ではある映画ですが、臨場感は凄まじい。映画体験とは正にこのことです。
2024.12.19 初鑑賞