きゃん

コインロッカーの女のきゃんのレビュー・感想・評価

コインロッカーの女(2015年製作の映画)
3.3
コインロッカーに捨てられていた、裏社会に生きるヒロインの運命が、ある男性と出会うことにより急展開していく様を描いた作品。切なすぎる。運命の過酷さを感じた。

生まれて間もなく地下鉄のコインロッカー10番に置き去りにされた赤ちゃんは、イリョンと命名される。そして、仁川のチャイナタウンに君臨し、裏社会の人々には“母さん”と呼ばれる女性が彼女を養育する。やがて大人になったイリョンは母さんの経営する闇金融業を手伝うようになるが・・・

ヤミ金の女帝の取り立ては熾烈を極めてた。容赦ない暴力とグロに目を背けたくなるシーンが多め。
イリョンをはじめとした身寄りがなく女帝を母さんと慕う面々が集まる血の繋がりのない疑似家族。裏社会で育ち、裏社会で生きることを受け入れ、割り切っているので淡白だが、確かに愛はあった。
韓国の裏社会の恐ろしさが伝わってきて怖すぎた。

主役のキム・ゴウンは安藤サクラみたいな雰囲気で他の作品も見てみたいと思った。
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