かなり評価が低いので、ハードルご下がってたせいか、なかなか面白かった。
でも、ケネディ暗殺後の舞台裏に興味があっただけかもしれない(興味本位で申し訳ない!)
暗殺直後、過去の幸せな時、インタヴュー時の現在等、色々なシーンが入れ替わる。まとまりが無いような気がするが、色々な感情が揺れ動く様を表しているのかも。
確かに暗殺後、いろんな感情が入り乱れたんだと思う。
その、感情を切り取っただけ。
でもそれが、まとまりのなさになり、物足りなさを感じさせた。
あまりにも有名な暗殺事件。
どれくらい史実通りなのかわからない。
あのダラスでのジャッキーのピンクのシャネルスーツは本当に印象的に残っている。
でも、着替えを拒んで、ホワイトハウスで初めて全身が映った時、上着よりスカートの方が血だらけで、そこでショックを受けた。
彼女の決意は見て取れた。
何度も出てくる暗殺の場面。
隣で夫があの様に凶弾に倒れたらと思うと。
そして、大統領夫人なので悲しんでばかりでいられない。
誰も親しげに声をかけて共に悲しんでくれない。
何故夫は殺されなければならなかったのか?
短い在任期間。
まだ、何もやっていない。
自分もまだ若い。
子供達も幼い。
何故、何故、、、
暗殺によって大統領だったのは短期間。
本当に口惜しかったんだろう。
悲しみの中に怒りもわいてきただろう。
でも、激しい怒りでは無い。
夫である大統領が死んだら、あっと言う間に元大統領夫人。大統領は王族ではない。子供達と一緒に宮殿であるホワイトハウスを、出て行かなければならない。
ずっとジャッキー目線。
彼女の気持ちしか伝わってこなかった。
というか、きっと彼女が支配したかったんだろう。
キャメロットと印象付けた、それは本当にケネディのイメージ通り。
そう言えば、彼女の娘のキャロラインさんは駐日米大使でしたね。
音楽がちょっと変わっていて面白かった。
喋り方とか独特な感じがしたから、すごく調べたんだなと思った。
ナタリー・ポートマンは熱演。
彼女があのような葬儀を行わなければ、忘れ去られたのか?
そんな事はなかったとは思う。
ケネディ家だから。