……はい?
エンドロールが流れ始め、ついそんな言葉が溢れ出る。何もかもを置いてけぼりにした怒号(?)のラスト。尺が足りない事は重々承知の上だが、あまりにも……丸投げ過ぎやしないだろうか。
もし仮にこの作品がドラマシリーズとしてなら、80点の導入と言える。しかしながら一本の映画としては30点が良い所だろう。
風呂敷を広げるだけ広げて内容物には一切触れず、かと言ってその風呂敷を畳もうともしない。完全に視聴側を無視した展開。そして視聴後に想像する楽しみさえ与えない、なんとも不完全燃焼な映画だと思う。
世界観や設定が好みだっただけに、かなり期待を裏切られた気分だ。もちろん悪い意味で。冒頭から中盤にかけてのワクワク感を返して欲しい。
なんならタイトルの「400日」と言った看板も、ストーリーを把握した上では全く生きている気がしなかったので、もう200日くらい減らしても問題ないのではないだろうか。
酷なことを言うようだが、見るのはお勧めしない。SF好きにもサスペンス好きにも、期待を膨らませるだけ膨らませて、そのまま放置されるような気分を味わう事になるだろうから。