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ジョン・ウィック:チャプター2のyksijokiのレビュー・感想・評価

3.3
怒らせたらヤバイ男ことジョンウィックが割と理不尽に追い詰められるのが今作のテーマであり見所と言った感じ。

やはり前作は犬と車というリベンジ理由が他の人から観るとしょーもないというのが良かった点だった。その点で今回は割と本格的に巻き込まれていくので全体として間延びしてる感じは否めない。

ガンフーは健在で特に地下通路的なところで繰り広げられるFPS的なジョンウィックvsたくさんの敵のところは超アガる。あとはコモンもすごくいい感じで、電車内での格闘からあの決めゼリフまでの一連の流れはこの映画の見所。

殺し屋ギャグ的なものは今回もかなりふんだんにあって、駅のプラットフォームをはさんで銃を撃ち合うシーン、懸賞金システムの口座的な感じ、ボロボロの車で帰るジョンウィックなど笑えるところも結構あった。

逸話的に語られていたジョンウィックは鉛筆で人を殺した。を実際に再現しているのも、目を塞ぎたくなったけどかなり良かった。

ライバル的に描かれる女性の殺し屋が少しパンチが弱かったのと、次回作を見据えすぎて面白味が少しかけてしまっているのが残念ポイント。

車を奪い返すまではすごく面白かったからやっぱりガチで怒ってるのときのジョンウィックが一番いいなと。そういった意味で今作の怒りのピークはホテルでの殺しなんだろうけど、そこの掟破る?とか思っちゃったりして自ら巻き込まれに行ってる感じがちょっと腑に落ちなかった。

アクションは今回も最高に楽しかっただけに、次回作も期待したいところ!
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