このレビューはネタバレを含みます
盛者必衰の理をあらわす、おごれる人も久しからず…
が頭に思い浮かぶような映画。
現代(昭和)の自衛隊が戦車やヘリ、船や機関銃などの武器を持ったまま戦国時代へタイムスリップ。刀や弓が主だった戦国時代の人々からすると脅威の戦力。
昭和の兵器の力に魅せられた戦国武将・景虎と共に天下をとることを目指すようになる伊庭率いる自衛隊。燃料や弾の補給も何もない戦国時代で、周囲が驚き恐れる現代の技術とそれを持つ自分たちこそ最強だと過信して敵地へ進む姿が無茶すぎる…
「この時代は息の詰まるような昭和の時代とは違う。思うままに生きれる時代だ」
昭和の時代では犯罪になる行為でもここでは誰に咎められることもない、って力こそ正義みたいな強者の意見だわ…
めちゃくちゃやってる伊庭たちがそれでも破滅に向かっていくのを見ると物悲しくなるしその結末に見入ってしまう。
燃え続ける炎が印象的