うえ

ジュラシック・ワールド 炎の王国のうえのレビュー・感想・評価

4.2
2D字幕版で鑑賞。


映像がすごい迫力がすごい臨場感がすごい!
最近は4DXやIMAXなど映画界における映像技術の進歩が著しいですが、単純にCG技術も進んでいるんじゃないかなと思いました。
(詳しいことはわかりません…)
恐竜の表情や動きが自然というか滑らかというか前作にも増して生き物っぽかったです。
それだけでも、観に行く価値ありかなと。

ストーリーは
島の活火山が噴火し始めたので、取り残された恐竜を助けるためにクレアとオーウェン一行が再びジュラシックワールドへ…
という結構単純なもの。
旧3作の第2作目『ロストワールド』をなぞっている部分もある作品でした。
ただ、個人的にはそこから広がっていく展開に目が離せなかった!!

恐竜を蘇らせることも、
掛け合わせてハイブリッド種を作ることも、
利用して金儲けを企むことも、
助けようとすることも、
ラプトルを愛することも、
ブラキオサウルスを見て哀れみの涙を流すことも、
ゲート解放のボタンを押すことも、押さないことも、
そこに見え隠れする正義も悪も思惑も願いも、
「全部ぜんぶぜーんぶ人間のエゴなんだよ」
ってそんな風に言われている気がしてなりませんでした…
正解はないですよね、それにとりあえずの答えも簡単には出せない。
どんな物事にもプラスの面とマイナスの面がある。
それは科学の進歩にも言えることだなと感じました。
よくよく考えて、最後は取捨選択していくしかないのかなと。

登場人物の心理描写が決して多くはないので、少しわかりにくい物足りないところはありますが(その分恐竜ガオォー!グワァー!なシーンが多い)メッセージ性の強い作品になっているんじゃないかなと思います。
そういった意味では、今までのシリーズ作品とは少しテイストが違うので、わーきゃー楽しむだけの映画ではなくなってしまっているかもしれません。

ご都合主義が目立つのは、ジュラシックシリーズに限らず、もはやモンスターパニックの定番なのでこの際目を瞑りましょう。笑
というかもう、それすら楽しんじゃいましょう。笑笑
作風が変わったためか、思いのほか不評もあるようですが、個人的には楽しめました!


「ようこそ、ジュラシックワールドへ」
次回作がとっても楽しみです!!
うえ

うえ