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花芯の誘いのmasatのレビュー・感想・評価

花芯の誘い(1971年製作の映画)
3.1
性を媒介にした恐ろしい地獄への追体験、いや冒険。
地獄めぐりのおぞましさ。

突然いなくなった女が数日後、茫然自失の状態で記憶を無くし戻ってきた。
催眠療法、睡眠療法を駆使し、彼女のフィアンセと兄は、彼女に何があったのかを、身をもって体感していく。
それは、想像を絶する地獄を巡る旅・・・
そして、この世には行ってはいけない場所がある、と言うことを実感する。
そしてクライマックスは、ショック療法により登場する黒い肌。
記憶を取り戻しても最早手遅れだ。
身体が味わった記憶は、二度と忘れることはできないのだから。
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