らっく

恋妻家宮本のらっくのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
3.3
子どもが巣立って、夫婦二人がこれからを考える。それは二人のこれまでを振り返ることでもあり、これまでの自分を振り返ることでもある。
まさに今、自分もこのポイントにいるものとして二人のやりとりはとても身につまされ、そして考えさせられた。

優柔不断だけどこれまでの人生うまくやってきたと思ってきた宮本は、子どもが巣立ったと同じころ妻の書いた離婚届をみつける。
なぜ。
ジタバタするかっこ悪い教師は、ドラゴン桜の教師と反面するが、安倍寛が演じることでコミカルさが増す。
天海祐希演じる完璧なイメージの妻の本音がわかったとき、つかまれてしまった。駅の両側ホームでのやりとりは、舞台を見ているよう。

そうか、原作、重松清なんだ
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