監督:ダンカン・ジョーンズ
音楽:Clint Mansell
【劇伴曲】
ダークアンビエント・シンフォ・エレキ・ドラムでドローンや無窮動で近未来の退廃と混迷の緊張感、木管楽器や鉄琴で牧歌的な面も表している。あとジャーマンテクノぽさ。作りが凝りに凝ってて困っちゃう。
【挿入曲】
・Philip Glass(David Bowie、Brian Eno)-Symphony No. 4 (Heroes)
オープニング曲、ミニマル音楽のフィリップ・グラスさんがデビッド・ボウイの「英雄夢語り」を交響曲に編曲した大作。ボウイの歌詞が映画の動機になっている。ベルリンの壁がある場所にいた恋人同士をイルカに例えたり、一日だけ英雄になれるさっていう東西冷戦のように冷たく温かい歌詞。
・David Bowie and Brian Eno-Moss Garden
この曲がどこで使われているのかわからない。でも日本をイメージした曲。
・Kurt Cobain-Heart Shaped Box
ナディーラを抱えて木の根元でかかる曲、オルゴール調にすることで懐古的で死の表現が増している。ご存知カート・コバーンの曲で大好きな彼女のことをハートの形をした箱と歌った詞、「うお座の片割れの魚みたいに視てるぞ」と歌詞があって、ボウイのイルカと重ねているのかは意図しているのだろうかどうなのだろう。あと喉の機械にも例えてる。
その他数曲もあるけど疲れるので割愛します。
ダンカン・ジョーンズ監督のこの映画はしばらく前に観て、うまく理解出来なかったので後日、ちびちびと映像・曲・プロットや引用など検索していたけど、もういいかなと思い記録します。そこそこ手間かけちゃったな、こんだけダンカン監督につきあったんだからいいよね、言ってもいいよね、ダンカンコノヤローバカヤロー。