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ブランカとギター弾きのTOTのレビュー・感想・評価

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)
3.0
少女ブランカと、盲目のギター弾きピーター。
フィリピンのストリートチルドレンの生活、スリ、人身売買など御伽噺のようにシンプルに描くも少し類型的。
中盤は少し魔法(演出)不足に思えたけど、カラフルな街並みやふたりが歌い奏でる民謡が温かで優しい基調が魅力の作品になっている。
ピーターが視線もなく彼女に向ける破顔の笑みこそ、彼女が求めていたものだと思った。
主演のふたりはじめ、監督が路上で会って出演に至ったというキャストの生き生きした表情は素晴らしい。出会いは天の配剤やね…。
あと、ニワトリとか音楽とかユーモアとか要所要所にクストリッツァチルドレンっぽさを感じて、うふふって笑う。
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