黒羊

セントラル・インテリジェンスの黒羊のレビュー・感想・評価

3.8
「セントラル・インテリジェンス」

友達って何かね!?

高校の頃は「ゴールデンジェット」と校内イチの英雄の称号で呼ばれ、「将来成功しそうな先輩No.1」にまで選ばれ、校内イチの美人と結婚したカルビン君。しかし今は普通以下の、後輩に先に出世される落ちこぼれリーマン。
校内イチのいじめられっ子ボブと偶然にも再会。しかし彼はロック様のようなムキムキ超人になっていた…!?

おいどんは偏差値低い高校に通っていたので、周りにはパシリやイジメなどはあったけど、運良く自分には被害は無かった。

高校を卒業してから、一度だけ同窓会飲みのようなものがあった。

ある女の子に話しかけられた。
その子は当時委員が同じになった女の子で、よくサボる俺の代わりに委員の作業をよくやってくれていた。

同窓会では俺が全然覚えてない事をよく話していた。俺によく泣かされていたと言った。

なんで泣く程ムカつく俺に文句言わず、委員を頑張ってたの?と聞いたら、

私の事を友達だと言ったから

…は?なんて思ったけど、なんかその子の事を「コイツは友達やから勘弁したって!」とかばった事があったらしい。俺は全く覚えて無かったけど笑

それで勝手に「借りを返そう」と委員の仕事はこなしていたらしい。ホンマに俺は委員をサボりまくってたからなー。ごめんなさい!

なるほどなーと思ったのは、その同窓会の数年後。今度は俺がその後に出会った男友達に助けられて。助けてくれたのは今でも借りと思っていて。

助けられた、その時に人に深く感謝した事は忘れないもんやなぁーなんて事を、

このコメディバディムービーを観て思い出した。

受けた恩は返せれば一番ええけど、返せなくても、また誰かに優しく出来たりする事が出来たらええですよね。

この映画のロック様もハチャメチャなんやけど、独りよがりな一方的な友情なんやけど、友達思いのアツい心がええのよね。

96年に高校卒業の設定なので、冒頭のアンボーグや、a tribe called questの名曲「can i kick it?」や、house of painの「junp around」!

懐メロの嵐!!
いやぁ。懐かしいですねー!!

もうゴリゴリのアメリカ王道コメディバディモノやけど、ちゃんと王道で作ってあるので最後までテンポ良く楽しめました!

最後のNGシーン集もほっこり出来て良かったです(´ω`)
黒羊

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