ジャーマンロックのCANのヴォーカル、ダモ鈴木さんの訃報を知り、急遽鑑賞。
CANの音楽はPTA監督やスコリモフスキ監督の作品、そしてフィル友様のお陰で知ることが出来、ヘビロテしました♪
サウンドとアンバランスなダモ鈴木さんの哀愁のあるヴォーカルがカッコ良く、今作はCANありきの作品。
砂埃が舞う荒野が舞台…マイルドなホドロフスキー監督《エル・トポ》のよう…。
ニュージャーマンシネマの監督ファスビンダーの常連俳優さん達なのも嬉しい。
タイトルロゴからカッコいい…冒頭ジュラルミンケースと銃を持つ負傷した男キッドがフラフラと荒野を彷徨う長回し…ケースの中身はレコード1枚と100万ドル…。
キッドを助けることになったドジで憎めない男ダム…彼の傷を手当てして生かそうか…それともいっそ始末してしまおうか…?? 大金は独り占め…それとも山分け…?? ダムの気持ちは焦りと共に揺れまくり…。
そこへ登場する謎の男サンシャイン…フォルムはめちゃカッコいい…。
大金を巡る3人の男達の心理戦…!!
鏡を使って交わされる会話や永遠に終わらない針の飛んだレコード…乾いた砂の中で潤いを与えてくれるヒロイン、裸足にサンドレス、ブロンドのボサボサ頭がなんとも蠱惑的…そして逆光に照らされたガンマン…溜め息の出るシーンが随所に…。
セリフも少なく余白の多いシーンの中に突如現れる𝄑𝄑を放り出した狂女…クールなジャーマンカルト!!
タラちゃんが好きと言うのも頷ける気がします…流石にジャケ写と謳い文句の大袈裟感は否めませんが…今作のテイスト…嫌いじゃないです…ෆ*
CANとの素敵な出逢いに感謝の一念です…。
R.I.P. ダモ鈴木さん ·̩͙꒰ঌ✞໒꒱· ゚
thanks to; サマーさ〰︎んꕀ𖤐˒˒