松岡茉優

地獄花の松岡茉優のレビュー・感想・評価

地獄花(1958年製作の映画)
4.4
よくある話だがフツーに傑作。久々に兄貴と再会した弟が、兄貴の彼女に誘惑され関係を持ってしまう。それに気がついた兄貴は弟を殴り…みたいな話。
男女が船の上でキスをしたショットの後に小船が左右に揺れるショットはベタだがエロい。水着姿の男女が抱き合う姿は中平康『狂った果実』を連想させる。というか、同じ女を兄弟が好きになるって、話自体も『狂った果実』と少し似てる?気のせい?終盤のカーチェイスも中々良かったし、車が落ちていくショットを主観で撮るのは韓国でもやっていたのか。やっぱり沼地と霧は映画映えするねえ。
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