真一

タイム・トゥ・ランの真一のレビュー・感想・評価

タイム・トゥ・ラン(2015年製作の映画)
3.4
 「ウォーキング・デッド」🧟の悪役ニーガン🦹にハマった人には、お勧めの映画🎥。ニーガン役を演じたジェフェリー・ディーン・モーガン👤が主人公(ルーク・ヴォーン)として登場し、今度はイケ親父として活躍します。トラウマ級の惨劇を引き起こしたニーガンの、あのひげ面🧔は相変わらずです。そして敵キャラのボスを演じるのは、あのロバート・デニーロ👤。B級アクション映画にしては贅沢な布陣です。監督は、高さ600メートルの鉄塔🗼の上にクライマー2人が取り残される高所恐怖症映画「フォール」を撮ったスコット・マン🎬️。期待せずに見たせいか、満足度は高めでした。

 舞台はアメリカ🇺🇸。裏カジノのディーラー🃏をクビになったルーク(モーガン)は不良仲間に誘われ、裏カジノのボス(デニーロ)の金庫から現金💵を強奪する。重病の愛娘👧の手術費を工面するのが、真の目的だった。だが逃走は計画通りに進まず、結果として現金を抱えたまま走行中の路線バス🚍️に立てこもる展開に。警察🚔️と、組織🔫の双方から狙われるルーク👤。現金強奪グループの中でも、対立⚔️が起きる。八方ふさがりのルークは、果たして大金💰️を無事に持ち出せるのか―。これがストーリーです。

 見所は、ラストのどんでん返しでしょう。しっかりとした伏線回収があり、素直に「なるほど!」と思いました。そしてデニーロ👤の迫力!毎度ながら、あの意味深な笑み😎が醸し出すボス味に酔いしれてしまいます。ジェフェリー👤の演技は、やや地味だったかな。心優しき父親の要素が中心で、凄腕ディーラーとしての打ち出しがやや弱かった気がします。

 ただ、それもジェフェリーの魅力のうちかもしれません。ウォーキング・デッド🧟でも、ニーガン🦹は徐々にナイスガイに転じていきます。本作品の主人公ルーク👤のイメージは、ナイスガイに転じた後のニーガンに、ちょっとばかり似ているかもです。

 所要93分とお手頃。あの「スピード」の劣化版という気もしますが、テンポはよく、最後まで飽きませんでした。気楽に楽しめる一本です。
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