冒頭数分のただdodge ram vanがどこかに向かう11ショットがfixだったり、曲がる方向にスライドしてたり、向かって来てる時はわずかにほんとわずかにトラックバックしてたり、逆はトラックインしてたりと間違いない撮り方だった。こんなん別にアホみたいに全部fixでも良いわけで、実際そんな動いてねえし、走るramのフロントショット撮ったらバックショットも忘れず撮るめんどくささ。そこはしっかりとカメラワークに拘るキモい人なんだなってわかって心の準備が出来た。ってくらい冒頭のシーンは他に見るものが無い。非常に贅沢に使われていた。
物語が始まるとやはり随所にこだわりのカメラワークがあった。斜め下からなら殴られた男視点でわかるが、ドア開けんのを真下から撮るなんて拘りないやつは絶対しない。自由に作者が構図を考える漫画やアニメみたいだ。その後もジャンプジャンプからのEXからのブラックアウトからのpovからのハンディ。鏡越しのトリックショットと忙しない。
かと言って何かハッとするようなショットがあったわけでもない。強いて言えば綿飴が食いたくなった。
ニーナ解放したとこで醒めた。こんだけ従順なら警察言ってもペラペラ喋りそうだ。フックとして警察が信用出来ないみたいな件があればリアリティは増すのにな。無駄にカメラワークが凝っていて、こういうのって疲れる。ポスターヴィジュアルがダサい。
