ヴレア

ドロメ 男子篇のヴレアのレビュー・感想・評価

ドロメ 男子篇(2016年製作の映画)
2.0
ダブルアングルホラーという新たなジャンルを開拓したと見せかけて、なんのことはない、一本の映画で出来る事をわざわざ2つに分けただけに過ぎない。「女子篇」「男子篇」と完全にそれぞれの視点で描くというのならまだ理解できるが、殆ど共通するシーンが多い為、両方観ると同じシーンばかりで飽きてしまう。確かに、それぞれの作品で謎だった部分が一方で明かされたりするものの、無駄なシーンが多く感じられた為、編集すれば1つの映画で出来ただろ!と突っ込まざるを得ない。一回の撮影で映画2本分儲けようとする姑息さを感じた。

さて、この「男子篇」であるが、「女子篇」に比べるとさらにコメディ色が強くなっていて、ドロメの他に幽霊なんかも出てきてもうメチャクチャである。

「女子篇」で謎だったヒロインから告白された男子が逃げた理由が1番重要なポイントであったが、その理由も酷いものであった。

もうちょっとこう、両方観ることで物語の全体像が解るような壮大な物語なのかなと思っていたので、これは期待はずれ。
ただつまらない映画を観る体験を2倍行ってしまったのでダメージも倍増。
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