健多郎

ファースト・スクワッドの健多郎のレビュー・感想・評価

ファースト・スクワッド(2009年製作の映画)
1.5
日本のスタジオ4℃が製作したロシアのアニメ映画
第二次大戦の時代が舞台になっており、ナチスの召喚した死者の部隊とロシアの超能力部隊が戦う…

と、こう書くとオカルト系バトルものとしてそれなりにおもしろそうなんだけど、実際は時系列がすごく分かりにくいしバトルシーンは短いしそもそもストーリー自体が説明不足過ぎて意味不明だしとなかなかのダメっぷり
なお超能力部隊はテレパシー的な能力を持ってるようですが、戦闘時は銃火器や日本刀で戦います
なんじゃそりゃ
つか日本刀て、日本刀て
意味ありげ~に出てきたけど、意味を理解できる材料が無いからほんとにただ美少女に日本刀を振らせたかっただけにしか見えん

でも、いかにも重要人物ですよって雰囲気を醸し出しながら登場する魔法使いっぽい爺さん(ほぼガンダルフ)が、魔法を全然使わないどころか杖で殴ったりキックで戦ったりするのは一周回ってカオスでおもしろかった
体術強い設定ならせめて魔法の杖じゃなくて短剣とか持たせようよ…
ちなみにこの爺さん、オープニングの扱いも大きいし設定上はたぶん重要人物なんだろうけど本編では全く重要そうに見えません
もうなんなのこのガンダム…じゃないガンダルフ…

監督本人の解説付きでもなければまともに理解できないであろう難解カオスアニメ
60分を使って解読にチャレンジするというのならば止めはしません
でも明らかにストーリー完結してないし、解読できるほうがおかしい気もします…
健多郎

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