映像と音楽で魅せることを徹底した映画。セリフを極力廃した演出はさながらサイレント映画のようだった。
個人的にはすごく良かった。しかし、映画をストーリーの良し悪しでしか感動出来ないひとには物足りなく感じるのでは無いだろうか。
映像と音楽の素晴らしさは保証できる。僕が今年観た中では『メッセージ』か『ダンケルク』かというくらい素晴しい。しかし説明セリフがほぼ無いため、ある程度予備知識があったほうが良いと思う。
『ダンケルク』で撤退した主人公たちが、『プライベートライアン』で反撃に出るんだなぁと考えたら胸が熱くなる。そして最後に敵に捕まったあの人の運命を想像すると、目頭が熱くなる。『ダンケルク』は壮大な物語の一部にしかすぎない。しかし重要な一部である。
ちなみに、IMAXでは鑑賞できなかったけど、迫力は充分ありましたよ。サイレント映画のテイストも入っているので、昔ながらの小さい映画館で見ても、IMAXで見るのとはまた違った味が楽しめると思います。
アカデミー賞3部門受賞おめでとうございます！
